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落水荘 -Fallingwater-
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日曜日は楽しみにしていた落水荘見学の日。New Stationのホテルから落水荘のあるMill Runという町までは1時間ほどかかるので、7時にはホテルを出発の予定。この日は前日とはうって変わって朝から良いお天気でしたが、さすがに日の出前の出発時は寒かったです(ちなみに翌日は雪の予報…)。車の窓ガラスを蔽った霜を溶かし、車内で若干凍えながらの出発となりました。幸い落水荘までは順調な道のりで、8:15のゲートオープンより30分以上早く到着。一番乗りで駐車場に車を止めたあとは、ビジター・センターで予約したチケットを見せながら諸々の手続きをすませ、ツアー開始まで併設されたカフェで待ちました。

落水荘(Fallingwater)はピッツバーグのデパート王、エドガー・カウマンの別邸として、1936から3年の歳月をかけ、フランク・ロイド・ライトによって造られた建物です。Wikipediaによれば「フランク・ロイド・ライト(Frank Lloyd Wright)はル・コルビュジエ、ミース・ファン・デル・ローエと共に近代建築の三大巨匠と呼ばれる」そうで、日本では帝国ホテルの設計をしたことで有名です。残念ながらライトの設計した帝国ホテルの建物は既に取り壊され、明治村に正面だけ移築されているそうですが、ほかにもいくつか作品が残っているそうです。

今回私たちが訪れた落水荘はFallingwaterという名前の通り滝の上に建ち、アメリカ建築史上最も美しい建造物とさえ言われるそうです。我が家は夫婦揃って芸術や建築には疎いのですが、キッチンのデザイナーをしている学生時代の先輩が遊びに来た際にここを訪れたいとリクエストされ、以降興味を持ちました。さすがに私たちの住む町からは遠すぎて1泊2日の滞在中に往復するのは難しく適いませんでしたが、それ以降「PAに居るうちに絶対行く場所リスト」上位にランキングされたというわけです。

そんな思い入れたっぷりで訪れた落水荘ですが、想像していた以上に素晴らしい建物でした。ガラスと石、それにえんじ色に近いスチールの柱とクリーム色のコンクリートで構成される建物は、中のつくりがとても特徴的。床は全室石でできていますが、内装も一貫してフランク・ロイド・ライトが手がけただけあり、冷たい感じは一切なく、重厚感が漂う中にも洗練された大人の遊び心がたっぷり。ガラス窓でうまく光を取り入れたり、間接照明で優しい明るさを演出したり。どの部屋からもせり出したバルコニーに出ることができ、外の自然を楽しむことができるなど様々な工夫が施してありました。これだけの様々な仕掛けがありながら、外観は至ってシンプル。内装との統一感、そして何より自然との一体感は見事のひと言に尽きます。フランク・ロイド・ライト作品でも傑作といわれるのも納得でした。ちょうど紅葉の時期にあたり、またお天気も前日&翌日は最悪でしたがこの日は晴天♪川下から眺める景色も素晴らしく、良い時期に行けて良かったです。たくさん写真を撮ってきたので、早速アップします。


◆リビング・ダイニング
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◇写真左の扉を開けると写真右の階段をおりて川に行くことができるc0061496_2335591.jpgc0061496_2352683.jpg

◇バルコニーからの眺め
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◆ゲストルーム(ゲストのプライバシー保護のため唯一木のブラインドがある)
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◆カウマン夫妻の部屋(右写真のプランターはバス&パウダールームの目隠し)c0061496_2362023.jpgc0061496_2364541.jpg

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◆窓と扉を開ければ気持ちよい風が入る書斎とバルコニーからの眺めc0061496_2373461.jpgc0061496_23425527.jpg

◆別棟のゲストルーム
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◆左写真砂利道の上のコンクリートがゲストルームへの隠し(?)通路
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なお、私たちは朝一番の8:30からのIn Depth Tourに申し込みましたが、お値段はひとり$55でした。Regular Tourはひとり$16なのでだいぶお高めですが、通常のツアー時間の倍となる2時間をかけて館内を案内してもらえ、別棟のゲストハウスなども見学できます。でも一番の違いは館内での写真撮影ができること。70年以上も前に造られた建物ですが、リビングなどは今見ても十分快適そうでおしゃれなつくりなので、写真好きな方はもちろん建築に興味がある方は間違いなく写真におさめたくなるでしょう。ちなみに私たちは9月中旬にオンラインで予約しましたが、その時点で週末はこの日まで予約がいっぱいでした。In Depth Tourは朝のみの限定ツアーなので、早めに予約することをおすすめします。
by ny-cafe | 2008-10-28 23:23 | Travel☆Travel