m's New York cafe
nycafe.exblog.jp
ブログトップ | ログイン
Fire King Pink Swirl
Fire King Pink Swirl_c0061496_12571820.jpg以前からず~っと欲しかったFire KingのPink Swirlのカップ&ソーサー。近所のアンティークショップではなかなか見かけないし、やっと見つけても1客$30以上するのでとても手が出ません。気長に探すかなぁと思っていたのですが、先月奥さん友達の送別品を探すため、久々に近所のアンティークショップをのぞいたところ、1軒目で大量のカップを発見してしまいました。

残念ながらソーサーはひとつもありませんでしたが、お値段は1個$4です。

んんん、$4??
マジで???


というわけで、状態の良いものを5つ選び、ついでなので「負けてくれない??」と聞いてみると、あっさり5客で$16にしてくれました。あとはソーサーを探すだけですが、この辺りでは滅多にお目にかからないので早速ebayをチェックしたところ、運よく3枚$1.99で出ていました!

もちろん即入札だったのは言うまでもなく、その後オークション終了まで2日ほど待ちましたが、ほかに入札する人もなく無事落札することができました。送料と手数料を入れると$8近くなってしまいましたが、とりあえずこれで3客分が揃いました♪カップがひとつ$3ちょっと、ソーサーも$3ほどなので、1客$6くらいで買った計算です。残りの2枚は、またコツコツ集めようと思います♪


Fire Kingはアンカーホッキング社が1942年から発売した耐熱ガラス食器のブランド名で、Fire=炎のKing=王様で「耐熱」を意味するようです。当時のアメリカは第二次世界大戦中の真っ只中でしたが、頑丈で割れにくいFire Kingの食器はあっという間に食卓の定番となったそうで、Alice、Jane Ray、1700KINE、Restrant Ware、Swail、Charmなどのさまざまなシリーズが発売され、1960年代には花柄やドットなどのプリント柄もたくさん作られるようになりました。残念ながら1976年に生産は終了しましたが、機能性や耐久性に優れ、デザインやカラーも豊富なFire Kingは、30年たった今でもたくさんの人に愛され続けているというわけです。

ちなみにアンカーホッキング社は、1905年にオハイオ州ランカスターで誕生した「ホッキンググラス社」が、1937年に「アンカーキャップ社」と合併してできた会社です。以前はデプレッショングラスなどを製造していたようですが、合併により耐熱ガラスの製造が可能になったそうで、6000人もの従業員が働く大会社となったそうです。アンカーホッキング社自体は現在もグラスメーカーとして存続しており、2000年にはFire Kingの生誕60周年を記念して復刻版を販売したそうです。

Fire King Pink Swirl_c0061496_14161716.jpgなお、Swirl(スワール)は1949~1962年にかけて製造されたシリーズで、白鳥の羽をモチーフにしているそうです。ゆるく大きなうねりがあり、ふちの部分が丸くきれいにカットされているのがポイントだそうで、Pink以外にもJade-ite(ジェード)、Azur-ite(アズライト)、White、Ivoryなどが製造されていたそうです。こんな(←)感じで箱詰めされ、スーパーに並んでいたのでしょうね…。
散財しないように、少しづつ集めようと思います。
by ny-cafe | 2006-01-14 02:57 | Love☆Antique