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小学校で日本を紹介する
c0061496_18203782.jpg先週の水曜日、近所の小学校で日本について話をしてきました。チューターのおばあちゃまに問答無用な雰囲気で「お願いね」と言われて以来、空いてる時間は全て準備に費やしたといっても過言でなく、家の中は荒れ放題、食事はいつも以上に手抜き、極め付きは朝まで作業をして夕方に限りなく近い昼に起きるという生活に戻ってしまいましたが(汗)、その分貴重な経験をすることができました。チューターのおばあちゃまの、勇気あるお誘いに感謝ですね!

それにしても金曜からの5日間は、久々の緊張&プレッシャーの連続でした。英語をしゃべるのは苦手だし、そもそも何を話せばよいやら…。日本で先生をしている友人から「おとなしく説明を聞くのは15分くらい」と教えてもらったので、できるだけ写真やものを見せることにし(要は極力しゃべらない)、準備を進めました。

とりあえず何を話すかは後で考えることにして、日本から持ってきた雑誌を片っ端からめくって、東京の写真や着物の写真、それに温泉や料理、家の様子など、とにかく使えそうなページに付箋を貼って、そのあとで文章を組みたてることにしました。

普段の私ならいったん日本語で文章を考えてから英文をつくるのですが、私の英語力といったら「今日は晴れています。空がきれいです。」程度のお粗末さです。当然すでにあるものをつなぎ合わせた方が効率が良いので、早速日本から持ってきた「英文レターの書き方」をパラパラ開いたのですが、すぐに無理があることが判明しました。手紙用の文例集なのでとても追いつかないのです。ハテハテどうしたものかと思ってるところに、SAKURA-MOCHIさんから「まこさんに相談してみては」というコメントを頂き、さらにまこさんから「本貸しますよ~」という助け舟が出ました。

ありがたいお申し出でしたが、今回はまこさんのお宅まで行く心の余裕さえなかったので、「日本文化を紹介してるサイトをお知らせしますよ」というアドバイスを参考にしてネットをいじりまくってみたところ、いくつかお助けサイトを見つけることができました。

昔から自分で文章を組み立てるのは苦手でしたが、あちこちから引っ張ってきたものをつなぎ合わせるのは得意でした(笑)。カット&ペーストを繰り返して、まずは原稿のもとをつくりました。この段階ではある部分はものすごく専門的で、文章レベルにもバラつきがありましたが、あまり難しいと私が読めないので(涙)、旦那に助けてもらいながら超簡単な文章に書き直し、さらに火曜日のESLで先生に無理やり添削をお願いしました。

ついでに雑誌では足りない写真がいくつかあったのでWEB上で探しだし、当日は雑誌の切抜きや私の着物の写真(七五三や成人式、卒業式、結婚式など)とあわせて、パソコンでも写真を見せることにしました。

頭の痛い発音については急激にうまくなるわけがないので、チューターや学校の先生がフォローしてくれるだろうと思って割り切りましたが、それすら聞き取ってもらえないとまずいので、火曜日の夜中に時計を図りながら読む練習をし、さらに写真を見せるタイミングも考慮しながら10回くらいシュミレーションをして本番に臨みました(笑)。


「大げさな~」とお思いの方もいらっしゃるでしょうが、実は私、人相からは想像しにくいのですが結構な「あがり症」なので、こうでもしないと本番に臨めないのです(汗)。ちなみにどれくらい上がり症かというと、大勢の人の前に出ると体中から悪い汗が出始め、そのうち手と唇がふるえ、テンションがあがれば乗り切れるのですが、反応が冷ややかだったりすると間もなくプッツリと思考回路が切断されます。

幸いこれまでの人生ではそれほど人前に立つ機会なかったのですが、それでも教育実習や添乗などどうしても人前で話さなければならない場面があり、そういう時は最悪の事態に備えてかなり入念に下準備をしました。具体的に何をしたかというと、「台本」を作るのです(笑)。それこそ、「おはようございます」とか「ところで皆さん」とか、「ハイ ○○クン」など、とにかく万が一頭が真っ白になっても、これさえあればリカバリーできるいう台本を必死で作るのです(笑)。

ちなみに突然の自己紹介も苦手で、自分の番が来るまで必死で頭の中で文章を考えるために前の人の名前はほとんど覚えることができず、自分よりあとの人の名前は「あんなこと言ううじゃなかった」という後悔から、これまたほとんど覚えることができません(笑)。


そんなわけで、今回は特に英語ということでいつも以上に必死で台本を作り、火曜日の夜は何度も何度も入念にシュミレーションをしていったのですが、実際の授業ではやっぱりというか、台本どおりには進みませんでしたね(笑)。

2クラス合同の授業で40人以上の子供がいたこともあり、ノートPCを固定して画像を見せることができなかったのが、まず最初の敗因です。他の学校についてはわかりませんが、今回お邪魔した教室には教壇も先生の机もなく、そのためPCを高い位置に固定できなかったのです(涙)。そこで写真が必要なときは、その都度先生や先輩奥様に机の間を歩きながら見せていただいたのですが、すっかりひとりパニックになり、写真も説明もところどころカットしてしました。

それでも大方支障はなかったのですが、着物の話だけは説明が足りなかったと深く反省してます。先に写真を見せてしまい、なんとなく収集がつかなかったので説明を終わりにし、そのままリボンを刺すだけの出来合いの帯で浴衣を着せてしまったのです。これじゃぁ帯=簡単にさすものと思われても仕方ないよなぁ…。芸術的な帯の美しさあっての着物なのにと、心配しています。

おまけに前の晩に旦那で浴衣を着せる練習をした際にパツパツの浴衣姿になってしまい、もし先生の体が大きかったら自分で着るのを見せるように変更しようと決めていたのに、うっかり175cmはある旦那より大きな先生に着せてしまいました…。おはしよりはなくなるし帯もギリギリで、なんだか間違った着物の着方になってしまいました。反省です。でもまぁ先生方の間髪ないフォローによって一応話は伝わったようだし、写真も興味深そうに見てくれたので、準備した甲斐はあったかなぁと思っています。


ちなみに授業の内容はというと、最初に先輩奥様が日本の学校について説明し、私が日本の生活について話をしました。どんなことを話したかというと、まずは自己紹介ついでに日本では「漢字」と「ひらがな」と「カタカナ」があるというのを自分の名前を使って見せ、ついでに漢字には同じ文字でも読み方がたくさんあるというのを説明しました。一番前の子の名前をカタカナで書いて、時間が余ったら子供たちの名前をカタカナで書いて逃げ切ろうという布石にしましたが、この目論見は見事に失敗しました(笑)。

その後「私は東京に住んでいました」たという話からつなげて、東京タワー周辺のの写真を見せ、「東京にはどれくらい人口がいると思う?」と質問してみましたが、すでに授業で調べたらしく「10 millions」という答えが返ってきました。東京都庁のHPには12.29 millionsとありましたが、折角答えてくれたので「その通り!more than 10 millions」なんてごまかしたついでに、日本の人口の10%が東京に住んでると付け加えました。

それから住宅事情について話しましたが、これもちょっとばかしごまかしました。「東京は一戸建てもあるけどマンションやアパートに住んでる人も多い、マンハッタンと同じね~」などと話ながら、ちゃっかり郊外の庭付き一軒家の写真を見せました(笑)。ついでに家の中については、「家族ごとにスタイルが違うものの最近はこういうスタイルが多い」ということで、ソファーやダイニングテーブルのある部屋の写真を見せ、それから伝統的な日本家屋の写真を見せながら「こういう家は少なくなってる」という話をしました。

その後は和室の写真を見せなながら、最近はベッドを使う人が多いけど私が子供の頃は和室に布団を敷いて寝るのが一般的で、「直接床に座ったり畳で寝たりする文化があるから日本では家の中では靴を脱ぐんだ」とまとめました。

家についてはもうひとつ、日本のお風呂はバスタブとシャワースペースが分かれているという話をし、日本人は毎日お風呂に入るという話をしましたが、温泉の話をしたついでについつい男性5人がにこやかに笑いながら露天風呂に浸かる写真をみせたら、けっこうな勢いで引かれました。

でもって最後は洋服について話を移し、ここでも最初に明治時代に外国の影響を受けたために今は洋服で生活し、着物は結婚式やお茶会などの特別な機会でないと着ないという説明をしました。先輩奥様が浴衣を着てきてくださったので、「昔はお風呂上りに着ていたが今では夏のお祭りで着るくらいだ」と説明しました。本当はそのあと着物にはいろんな種類があって、帯はどうだらこうたら~とつなげる予定でしたが、フライングで白無垢や黒引き、それに私の小さい頃の着物の写真を見せたら収集が着かない感じになってしまい、そのまま先輩奥様の持ってきてくださった浴衣を子供に着せ、ついでに私が持参した浴衣を先生にも着せてみたというわけです。

その後は時間があったので、先輩奥様が「子供たちの名前を日本語で書きましょうか」と聞いてくれたのですが、「人数が多いから」ということで却下され、これまた先輩奥様が用意してくれた折り紙を配って全員でで風船を作りました。折り紙はほとんどが初めてらしく苦戦していましたが、空気を入れて風船が膨らむととても嬉しそうでした。

ちなみに最後に恐怖の質問タイムがありましたが、私の英語力ではとても太刀打ちできないので、全部先輩奥様に答えてもらってしまいました。(本当にすみません&ありがとうございました!)質問内容はほとんど忘れてしまいましたが、「日本人はたくさん働くの?」というような質問があり、先輩奥様が「日本ではお父さんの帰りが遅いので朝と週末しか一緒に過ごせない子供も多い」という話をしたら驚いてました。間髪いれずに先生が「お父さんと毎晩遊ぶ人は手を上げて?」と聞いたところ、ほとんどの子供が手を上げていました。日本もそうなると良いのですが…。

というわけでなんとか無事授業は終わり、最後は子供たちから「ありがとう」の言葉と小さな鉢植えのプレゼントををもらって帰ってきました。日本のことを少しでも知ってもらえると思うと、やっぱり嬉しいですね。子供たちに質問されてもきちんと答えられないのがとても歯がゆかったのですが、それでも楽しい時間を過ごすことができました。英語の勉強、もうちょっと頑張ろうと思います…。


追記:アメリカの子供は落ち着きがないイメージがありましたが、今日お邪魔したクラスは先生が「ハイ聞きましょう」と言うとちゃんと静かになったし、折り紙を手伝ってあげるとスマイル付で「ありがとう」と言って、みんなお行儀が良くて感心してしまいました。

それから準備をするにあたり、参考にしたサイトをいくつかあげておきますね!
Kids Web Japan
Japan national Tourist Organization
このほかWikipediaと京都庁のHPも、日本語&英語の表記があったので参考になりました。
by ny-cafe | 2006-02-13 11:47 | アメリカ生活