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カナダ旅行記 Vol.7
カナダ旅行記 Vol.7_c0061496_19175666.jpg★ハリファックス・シタデル
ツアーバスでハリファックスに戻った後は、ホテルまで行かずにシタデルで降ろしてもらうことにしました。運よく4時前に到着したので、入り口で衛兵交代の儀式を見学しました。植民地時代のユニフォームを身につけた衛兵が、切れのよい号令に従ってきびきびと動く様子は見ていて気持ちの良いものでした。ここではクリスマスを除いて毎日、正午に空砲を撃つNoon Gunの儀式も続いているそうです。

ハリファックスシタデルは、1749年に建てられたイギリス軍の要塞です。英仏戦争のさなかの1749年、英国のエドワード・コーンウォリスと彼のひきいる2500人の移住者達が上陸。ユトレヒト条約により、すでにノバ・スコシアは英国領となっていましたが、フランス系住民のアカディアンは中立を主張し、当時ノバ・スコシアの州都であったアナポリス・ロイヤルもケープ・プレトンのフランス領ルイプールによって攻撃を受けていたことから、ここに拠点を築くことを決めたのだそうです。


ボストンとルイプールの間に位置し、冬でも閉ざされることのないハリファックスの港は、貿易港としても軍事港としても理想的で、コーンウォリスはここを新しいノバ・スコシアの州都として急速に町づくりを進め、新しい町を目指して英国やニューイングランドから人々が移住したそうです。そして入植からわずか5年後の1754年、フレンチ・インディアン戦争が勃発すると、ノバ・スコシアではハリファックスに拠点を置く英国軍が優勢を誇り、1758年、遂にフランス軍のルイプールが陥落。その後英国軍はケベックやモントリオールまで攻撃し、英仏の抗争はようやく幕を閉じたそうです。

カナダ旅行記 Vol.7_c0061496_193385.jpgなお、軍事拠点となったシタデルは、1749年にコーンウォリスによって建てられた砦をもとに、その後度々建て直しし、現在の星型の要塞はアメリカ軍の攻撃に備えて1857年に完成したそうです。写真のように小高い丘の頂上に建ち、現在もそれ以上高い建物はダウンタウンには建ててはいけない決まりになっているそうです。ちなみに五稜郭はこのシタデルをモデルにしたそうで、ハリファックスと函館は姉妹都市なのだそうです。


カナダ旅行記 Vol.7_c0061496_1951549.jpgカナダ旅行記 Vol.7_c0061496_1953182.jpgカナダ旅行記 Vol.7_c0061496_19667.jpg
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カナダ旅行記 Vol.7_c0061496_19472558.jpg左はシタデル内で突然始まったバグパイプの演奏の様子。写真では分かりにくいのですが、演奏している男性のほっぺはまるで風船のよう!独特の音色がシタデル内に響いていました。

なお、英仏戦争やカナダの歴史についていくつかHPなどをあたりましたが、奥が深すぎて断念しました。カナダの歴史については、カナダ大使館のHPや、他の方のサイトを参考にしてください。



カナダ旅行記 Vol.7_c0061496_1948759.jpg★オールド・タウン・クロック
シタデル・ヒルに建つオールド・タウン・クロックは、1803年、イギリス国王ジョージ3世の息子、エドワード王子が設置したのだそうです。彼は時間に厳しいことで有名だったそうで、あまりに時間を守らない市民に業を煮やし、この時計を設置したとのだとか…。青空とシタデル・ヒルの緑と見事に調和し、200年以上経った今も時を刻み続けています。

ハリファックスにはこのほかカナダ最古の州議事堂やタイタニック号の犠牲者が眠るフェアビュー墓地、ハリファックス大爆発に関する写真などを展示する大西洋海洋博物館など見所は色々あるようですが、時間がなかったので全て省略。かわりにしばらく港を散策しましたが、貿易港だけあって大きなタンカーがスーッと動き出し、思わず写真を撮ってしまいました。またロータリーには沢山バイクが止まっていたのにもびっくりです。どうやら夕方になるとどこからともなくバイクが集まり、仲間とバイク談義に花を咲かせたり、ご自慢のマシンを見せたりしてるようです。


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カナダ旅行記 Vol.7_c0061496_22263290.jpgこの日は日が暮れても良いお天気だったので、ホテル近くのお土産やさんで色々調達してから再び港へ向かい、夕食をとることにしました。テラス席だったため最後は寒さで若干震えましたが、夜景を眺めながらカナダ旅行を締めくくりました。

なお、ハリファックスにはCasinoもあるそうです。私たちの泊まったホテルのすぐ先のようです。興味のある方はこちらをどうぞ。



カナダ旅行記 Vol.7_c0061496_22321926.jpg9/6(水)
10:45 シャトルバスで空港へ
11:30 空港到着
13:10 CO-2614便でニューアークへ
14:30 ニューアーク空港到着
16:30 バスにてPAへ
17:45 Eastonでピックアップしてもらう
18:30 久々の日本食にうっとり♪

この日も朝からあいにくのお天気。到着日も雨、出発日も雨で、結局ハリファックスでは1日しか青空を見れませんでしたが、それがツアーに参加する日だったのは本当にラッキーでした。多分ツアー日が雨だったら、私のHalifaxの印象はもっと違ったものになったでしょうね。

空港まではホテルで予約してもらったAirpoterで向かいましたが、1時間近くかかるのに片道$16、往復でも$28という良心的なお値段設定が嬉しいです。(ちなみにタクシーは片道$50以上。)おまけに本来私たちのホテルは止まらない時間帯だったにも関わらず、フロントのお姉さんが交渉してくれたおかげでピックアップしてもらうことができ、最終日もバタバタすることなく空港へ向かうことができました。

空港では8月中旬にイギリスで起こったテロ未遂のおかげでセキュリティは若干厳しくなっていましたが、日本からアメリカに来るときほどではなかった模様です。ただし空港の売店で家の形をした缶に入ったメイプルシロップを見つけましたが、すでに荷物を預けてしまった後で断念せざるをえませんでした。妹は真剣に欲しかったようで、しばらくあきらめきれない様子でした。(ちなみに成田行きの飛行機に乗る直前には新品の口紅も没収されたらしい…。)

この日は定刻どおりにフライトし、2時半頃、無事ニューアークに到着しました。その後PAまでのバスがなかったため空港内で時間をつぶし、Eastonで旦那に拾ってもらいました。夕飯は妹の誕生日ディナーということで近所の和食レストランへ向かいましたが、久々のお寿司やてんぷらに私が一番大興奮でした。

翌日からは妹が風邪でダウンしてしまったため、妹は帰国日までずっと家で寝ていましたが、成田に着くころにはさらに悪化し、実家に着く頃には誰だかわからないくらいひどい声になっていたようです。ハードな日程だったかもとさすがに反省…。また懲りずに遊びに来てくれるのを、楽しみに待つとしましょう。
# by ny-cafe | 2006-09-19 13:28 | Travel☆Travel
カナダ旅行 Vol.6
9/5(火)朝からGlay Lineのバスツアーに参加して、マーホンベイ、ルーネンバーグ、ペギーズコーブをまわりました。旅行前に天気予報をチェックしたところ、この日だけはずっと雨マーク(しかも直前の予報はThunder Storm!!)だったため気が気ではありませんでしたが、幸い移動中にほんの少し雨がぱらついただけで、午後からは青空が広がる良いお天気になりました。このツアーに入るためにハリファックス経由にし、日程も延ばしたので本当にホッとしました。

★マーホン・ベイ(Mahone Bay)
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HPによればマーホン・ベイは英国植民地時代の1754年に、ルター派のドイツ系開拓者によって開かれたそうで、250年以上の歴史を持つそうです。メインストリートには3つの異なる宗派の教会が建ち、中でも黄色いSt. James Churchは、ウィリアム・ハリスの傑作なのだそうです。ちなみに3つの教会とは、St. James Churchと手前の白い尖塔の教会、さらに手前の木に隠れた白い四角い教会です。海沿いではありませんがSt. James Church向こうにも別の教会が見えました。現在は世界中から芸術家が集まり、中でもスズ細工が有名なのだそうです。

私の持っているガイドブックには夕暮れ時に対岸から撮った写真が載っていて、その景色を見るのを楽しみにしていましたが、バスが止まったのはSt. James Churchのを超えた先のガソリンスタンド。しかも自由時間が20分ほどしかなく、対岸どころか3つの教会を見渡せる場所まで行くので精一杯でした。何とか3つの教会を斜めに見る場所までは行きましたが、雲が厚く覆っていたのが本当に残念です。この景色、もう一度青空の下でゆっくり見てみたいと心底思いました。


★ルーネンバーグ(Lunenburg)
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駆け足でマーホン・ベイを見学した後は、すぐ先のルーネンバーグへと移動しました。ガイドブックで上のような町並み(上の写真は勝手に拝借)を見て以来ずっと行きたいと思っていました。この町もイギリス植民地時代の1753年にできたそうで、ドイツやスイス国境に近いフランスのモンべりアール地方などから移民したプロテスタントの人々によって建設されたそうです。1713年のユトレヒト条約で英国領となったノバ・スコシアですが、当時はまだフランス系カトリック教徒も多かったそうです。そこで彼らに対抗させるためにプロテスタントを入植させたそうですが、植民地時代の町並みや建物の保存状態が優れていることから、1995年に世界遺産に登録されたそうです。(詳しくはこちらでどうぞ。)

私たちのツアーは、ルーネンバーグの徒歩ツアー(英語ガイド付き)か太西洋漁業博物館の見学が選ぶことができたので、徒歩ツアーに参加することにしました。丘の上で降ろしてもらい、そこから先は現地のガイドさんが古い建物を案内してくれましたが、ほとんど英語が聞き取れなかったのでひたすら写真を撮っていました。道の両端に車が路上駐車してあったので、18世紀にタイムトリップした感じ…とまでは思いませんでしたが、それでも250年の町の歴史は感じることができました。

カラフルな家々が立ち並びます。カナダ旅行 Vol.6_c0061496_13134064.jpgカナダ旅行 Vol.6_c0061496_13425939.jpgカナダ旅行 Vol.6_c0061496_13141315.jpg
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左は小学校。現在も使われているそうです。カナダ旅行 Vol.6_c0061496_13131071.jpgカナダ旅行 Vol.6_c0061496_1328131.jpg

一番左は民族衣装を着たガイドさん。タータンチェックには四季折々のメープルカラーが織り込まれているそう。カナダ旅行 Vol.6_c0061496_13594773.jpgカナダ旅行 Vol.6_c0061496_13595874.jpgカナダ旅行 Vol.6_c0061496_1401379.jpg

カナダ旅行 Vol.6_c0061496_13345220.jpg左は1754年建造のSt John’s Anglican Churchです。2001年のハロウィーンの夜に火災で焼失してしまったそうで、現在の建物はその後再建されたものだそうです。どうりで新しい感じがしたわけだとブログを書きながら納得しました。

この町は造船業が盛んだったそうで、1921年から18年間、国際帆船レースで無敗を誇った「ブルーノーズ号」もここで作られたそうです。ブルーノーズ号は1920年のレースでアメリカに負けた雪辱を晴らすことを目的に造られたそうですが、完成した年は夏中タラ漁に使われ、その後10月のレースで見事に勝利を収めたそうです。そのためか、この船の名前の由来には面白い一説があるそうで、当時この辺りの漁師は青い手袋をつけて漁をしていたそうで、北大西洋の寒さの中で漁をするうちに鼻をこすり、手袋の色が鼻について青い鼻をしていたことから、青い鼻=Bluenoseとなったそうです。もし本当にその通りだったら、なんだかとってもほほえましいネーミングです。

カナダ旅行 Vol.6_c0061496_148288.jpgオリジナルのブルーノーズ号は第二次世界大戦中にハイチ沖で沈んでしまったそうですが、現在はレプリカのブルーノーズ2号がこの港に停泊し、うまくすればセーリングできるようです。詳しくはこちらでどうぞ。

なお、カナダの10セントコインに描かれてる帆船は、現在は正式にブルーノーズ号と認められているようです。ガイドブックには「$100紙幣にもこの港の繁栄の様子が描かれてる」とありましたが、見たことがないので定かではありません。
カナダ旅行 Vol.6_c0061496_148137.jpgなお、この町の建物がカラフルなのも造船業とかかわりがあるようで、船を塗るのに使ったペンキの残りを家々の壁に塗ったたのだそうです。今回は美しい景色の中を歩いただけで、美しい町並みを遠くから眺めることはできませんでしたが、お土産に買った絵葉書は坂道にカラフルな家が立ち並び、さらに木々が色づきとてもきれいでした。

紅葉の季節はドライブルートとしても人気があるようですが、私もできることならいつか紅葉の季節に訪れてみたいです。

なお、この町の景色は対岸のゴルフ場(左写真)の辺りから見るのが一番美しいそうです。残念ながら今回は時間がなくて対岸まで行けませんでしたが、1時間の島一周クルーズが出ていたので、それに乗れば見えるかもしれません。私たちは船の戻り時間とバスの出発時間が同じだったため参加できませんでしたが、こんなことならレンタカーで来れば良かったと心底後悔しました。ツアーでも事前に船の戻り時間が分かれば、ドライバーさんに交渉する余地はあると思います。HPが探せなかったのでツアーを主催する会社名など一切分かりませんが、ルーネンバーグへ行かれる方は是非クルーズのスケジュールをチェックしてみてください。そのほかのツアーについては、こちらをどうぞ。

★ペキーズ・コーブ(Peggy's Cove)
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後ろ髪を引かれる思いでバスに乗り込んだ後は、ペキーズ・コーブに向かいました。ここは人口60人ほどの小さな漁師町ですが、氷河によって削り取られた花崗岩の上に建つ白い灯台が美しく、この日も沢山の人が訪れていました。ガイドブックによれば名前の由来は荒れ狂う海で難破した船からただひとり生き残ったマーガレットという女性の愛称「ペギー」からとったという説と、セント・マーガレット湾という地名から取ったという2説あるそうです。

灯台の中は郵便局になっていて、夏場のみここから絵葉書を送ることができます。私も早速ハガキを買って自分宛に送りましたが、後日届いたハガキにはちゃんと灯台の消印が押されていました。ここでは予想外に滞在時間が長かったので、岩場に座ってしばらく灯台と海を眺めていましたが、大きな波が岩場に激しくぶつかる度に、この場所が自然の力によって造られたということを思い知らされた気がしました。

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なお、ノバ・スコシア州には170以上の灯台があるそうですが、島の南西のYamouthから大西洋沿いを走るルートはその美しい景観からLighthouse Routeと名付けられているそうです(ルーネンバーグやマーホンベイも含まれる)。Yamouthへはメイン州のBar Harborからフェリーが出ているようです。PAからでは遠くて無理ですが、ニューイングランド地方も紅葉が美しいそうなので、いつかこの辺りをゆっくりドライブしてみたいです。

この日は再びツアーバスでハリファックスに戻り、お天気が良かったのでそのまま市内を散策しました。ハリファックスの写真はまた後日アップします。

# by ny-cafe | 2006-09-15 06:17 | Travel☆Travel
カナダ旅行記 Vol.5
カナダ旅行記 Vol.5_c0061496_5265435.jpg9/4(月)
10:00 B&Bチェックアウト
10:10 Peaks Warfでお買い物
11:00 Union Stへ移動
11:45 シャトルバスでハリファックスへ
17:00 マリオットにチェックイン

朝から雨模様のついてない1日。荷物の整理をし、気を取り直してB&Bの1階で、朝食をいただきました。私たちがお世話になったSnaodragonは、SteveとLaura夫妻が長年の夢をかなえて始めたB&Bで、建物もまだ新しく、中でもバスルームがきれいなのがとても嬉しかったです。私たちは予算の関係で小さな部屋の泊まりましたが、翌日チェックアウトの際に他の部屋をのぞいてみたところ(掃除のために開いていた)、暖炉がある部屋もあってとても素敵でした。

カナダ旅行記 Vol.5_c0061496_526568.jpgでもこのB&Bでおススメなのは何と言っても朝食でしょう!前日チェックインした際に、奥さんから「朝食は8:00と9:00どっちからが良い?」と聞かれ、早起きしたくない私たちはもちろん9:00からでお願いしましたが、翌日食堂に降りてみると他のゲストもいて、みんなでテーブルを囲んで朝食をいたくようになっていました。この日一緒に食事をしたのは、台湾の大学に勤める研究者の女性、結婚式のためにブリティッシュコロンビアからやってきたカナダ人のご夫婦。相変わらず私の英語はインチキでしたが、こういう出会いがあるのも旅の楽しみです。

肝心の朝食ですが、最初にバナナとブルーベリーのヨーグルトシェイクが出て、そのあとバナナ入りのホットケーキとフルーツがでてきました。もちろんメイプルシロップも一緒です。ホットケーキは焼き立てで、上に胡桃やアーモンドがかかっていてボリュームも満点でした。

カナダ旅行記 Vol.5_c0061496_5372484.jpg朝食なのにきちんとテーブルセッティングされ、素敵な食器でサーブしてもらいました。小さいB&Bならではのおもてなしが嬉しかったです。雨が降っていたのでご自慢のお庭でゆっくり過ごすことはできませんでしたが、食事の後は奥さんも混ざって話をしながら過ごしました。コンフェデレーションセンターにも徒歩圏内なので、ホテルを探す際は是非検討してみてください。

チェックアウト後はシャーロットタウンの町中を散策するつもりでしたが、お天気が悪いのであっさり観光は断念して、お土産を買うために港まで向かいました。お土産を扱う店はどこも似たような品揃えでしたが、1軒雑貨屋さんのようなお店があり、そこでクリスマスのガラスのオーナメントを発見!ガラスの中にプリンスエドワード島の赤い砂と小さな貝殻が入っているもので、妹も私も即決でした。名前は忘れてしまいましたが、Peaks WarfのCowsの近くのお店です。…。多分…。

無事お土産を調達した後は、車でUnion Stまで移動し、たまたまガソリンスタンドで居合わせたPEI シャトルにスーツケースを預け、レンタカーを返し、再びシャトルバスに乗り込んでハリファックスへと向かいました。この日もバンは満員。その上ハリファックスではピックアップもドロップオフもそれぞれリクエストしたところでという地元の足的なシャトルなので、運悪く一番最後に降ろされた私たちは30分以上遠回りした感じです。おかげで私も妹もぐったり疲れ、チェックインしてからはしばらく横になってしまいました。お天気も悪くて、外は薄手のダウンを着たいくらい寒かったので、この日は夕飯もホテル内のパブで済ませ、あとは部屋でゴロゴロして過ごしました。

カナダ旅行記 Vol.5_c0061496_605517.jpgなお、この日のホテルはHalifax Marriottで、イレギュラーな技を使ったらジュニアスイートにアップグレードされていました。チェックインの際にキングベッド1台でもよいかと聞かれましたが、小さな日本人ふたりなのでもちろん問題はありません!以前はシェラトン系のホテルだったようで、建物自体は新しくありませんが、室内にはソファーや大きなジャグジー付のバスタブがあり、カーテンを開けるとすぐそこに室内プールがあって、直接部屋からプールに行けるようになっていました。少しだけゴージャスな気分に浸りました。
# by ny-cafe | 2006-09-15 01:05 | Travel☆Travel
カナダ旅行 Vol.4
カナダ旅行 Vol.4_c0061496_1294111.jpg9/3(日)
11:00 ホテル出発
11:05 Green Gablesで買い物
13:00 Blue Windsでランチ
14:00 Blue Heronをドライブ
18:00 Snapdragonにチェックイン

プリンスエドワード島滞在も残り1日半。この日も島の端まで行こうと画策しましたが失敗(笑)。朝食を済ませたあとは再びGreen Gablesを訪れてギフトショップをのぞき、郵便局で実家の両親と自分宛にハガキを出し、再び海岸沿いを散策してからニューロンドンへと向かいました。この日はBlue Helonというシーニックルートを通って、シャーロットタウンに移動する予定でしたが、ちょうどニューロンドンの近くをドライブしてる途中で日本人ご夫妻が経営するレストランが近くにあることを妹が思い出し、早速向かうことにしました。何せ米党の私たち姉妹、ロブスターやホテルの朝食がどんなにおいしくても、お米が恋しくてたまらなかったのです(笑)。

日本のガイドブックでも沢山紹介されているBlue Windsですが、私たちが引かれたのは「カレーが食べられる」という一文(笑)。毎日食べられるかどうかは分かりませんが、ちょうどこの日はTodays Specalがチキンカレーだったので、妹は早速オーダー。私はブランチSpecalが盛りだくさんだったのでそちらをオーダーしました。日曜日のお昼ということで現地の方も沢山来ていて、なかなかお店の方と話すことはできませんでしたが、ガイドブックによればご夫妻はモンゴメリに詳しく、モンゴメリの日記にあったレシピを使ったケーキが出ることもあるそうです。お店が少しすいてるときは聞いてみるのも良いかもしれません。ちょうど、ホテルの朝食で隣合わせた日本人のご夫妻がいらしたので、楽しいランチになりました。

おなかを満たした後は、Blue Heronを時々はみだしながらのドライブ。きれいな景色があると車を止めては写真を撮りの繰り返しで、助手席の妹は半ばうんざり(笑)。こういうとき、わがままが言える旅の友はありがたいものです!

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カナダ旅行 Vol.4_c0061496_12102778.jpg島の南側に出てくると間もなく、Condfedetion Bridgeが見えてきました。 ニューブランズウィック州とプリンスエドワード島を結ぶ全長12.9㎞のこの橋は、1997年に完成したそうです。当時の最先端の土木技術を駆使して作られたそうで、独特な形をしていました。

ハリファックスからの往復で実際にこの橋を通りましたが、片側1車線しかなく、風よけのためか壁が高いので、普通車では海の景色があまり見えないようです。

カナダ旅行 Vol.4_c0061496_12104384.jpgこの橋ができるまでは、ノバスコシア州のCaribouとプリンス・エドワード島のWood Islandを結ぶNorthumberland Ferriesと、ケベック州の Cap-aux-Meules、Îles-de-la-madeleineとプリンス・エドワード島のスーリを結ぶLes Îles-de-la-madeleineだけだったようです。この島が、未だに豊かな緑と美しい景色を保ってるのも、何となく納得です。

ちなみに通行料は島を離れるときのみかかるようで、料金はCAN$40.5。ちょっとお高いです。

上のConfederation Bridgeの写真は、1枚目がSeven Miles BayのSt. Peter's Churchの駐車場、2枚目は国道10号を橋の手前で適当に折れたところにあったビーチで撮ったもの。砂浜まで赤いのに、改めて驚きました。ちなみに「赤毛のアン」の冒頭でも、アンがマシュウに「何でこの島の土は赤いの?」と聞きますが、答えは土に含まれる鉄分が多いからだそうです。そのためこの土地で取れた野菜は味が濃いそうで、ガイドさんによれば、ニンジンは肉じゃがに入れると味が濃すぎるくらいだそうです。でもポテトはおいしいことで有名らしく、カナダ国内でもかなりの量をこの小さな島で生産しているそうです。

カナダ旅行 Vol.4_c0061496_23362665.jpg左はConfederation Bridgeを超えて少し行った、Victria Harborでの1枚。小さな港ですが、Blue Heronのルート上にあるためか、駐車場には何台か車やバイクが止まっていました。港のすぐ近くにはこのページの1枚目の写真の灯台があり、近くのビーチでは地元の子供たちが海に飛び込んで遊んでいました。

この日はそのままシャーロットタウンまで行き、SnaodragonというB&Bにチェックイン。日本のガイドブックなどではまだほとんど紹介されていませんが、新しいB&Bでとっても快適でした。

夕飯はB&Bの奥さんにレストランを教えてもらいましたが、手前で中華を発見したので吸い込まれるように入ってしまいました。アンのミュージカルが上演されるConfederation CenterからQueen Stを海側に少し下ったChina Garden、お味もなかなかでした♪


カナダ旅行 Vol.4_c0061496_22382186.jpgプリンスエドワード島には、私たちがドライブしたBlue Heron以外にも、島の東側、Kings地区を回る「Point East」と、西側のPrince地区をまわる「North Cape」というシーニックルートがあります。詳細はプリンスエドワード島観光局のHPでチェックしてみてください。


なお、観光案内所のおじさんに聞いたところ、一番おススメなのはQueen地区を回るBlue Heronだそうですが、その次はPoint Eastで、東側の海岸線が美しいそうです。また、島の東端と西端にはそれぞれ灯台があり、両方制覇すると証明書をもらえるそうです。体力とお時間がある方はお試しください!
# by ny-cafe | 2006-09-14 12:10 | Travel☆Travel
カナダ旅行記 Vol.3
カナダ旅行記 Vol.3_c0061496_834555.jpg9/2(土)
10:30 ホテル出発
11:30 ケープトライオンで記念撮影
12:00 ニューロンドン発
12:45 シャーロットタウン着
13:00 ランチ
14:00 ミュージカル鑑賞
17:30 恋人の小径散策
18:00 ホテルで休憩
19:30 夕日を眺める
20:30 ロブスターの夕食


4日目、5日目はレンタカーで島の隅々まで回ろうと画策していましたが、妹が「絶対いや」というので断念(笑)。ちょうど赤毛のアンのミュージカルが土曜日しか見られないということだったので、4日目は近くをドライブし、その後シャーロットタウンでミュージカルを見ることにしました。

ゆっくり朝食をとった後は、レンタカーでケープトライオンへ向かいました。前日のツアーでも訪れたフレンチリバーのすぐ近くにあるようなので、地図を片手に出かけましたが、なかなかそれらしきものが見当たりません。頼みの綱の地球の歩き方にも「パーク・コーナーから東に20号線を5分ほど進み、赤土の道を直進。海へと続く小径を左折、道なりに直進」というアバウトな案内しかなく、フレンチリバーとグリーンゲーブルス博物館の間を行ったりきたりしましたが、何とか到着することができました。

プリンスエドワード島には70を超える灯台があるそうですが、中でもここは写真家の吉村和敏さんのお気に入りの場所なのだそうです。翌日たまたま目にした「光ふる郷」という写真集に書いてありました。灯台と手前の牧草の緑、海と空の青さと赤土のコントラストが美しいそうですが、残念ながらお天気がそれほど良くなかったのと、手前の牧草地の緑が枯れかけていたのとで、それほど感動的な景色を見ることはできませんでした。赤土のでこぼこ道をハラハラしながら運転してようやく辿り着いたのに…。辿り着いただけで良しと思うことにしましょう。

ちなみにニューロンドン方面からのアクセスは、国道20号をフレンチリバーを超えたところで左折。フレンチリバーの絵の中の風景を通り抜け、ゴルフ場を脇に見ながら進むと、T字路にあたるのでそこを左折。赤土の舗装されていない道になった先に細い小径があるので右折し、そのまま進むと灯台が見えてきます。左下の写真の景色が見えたら行きすぎです(笑)。海までの小径は舗装されていない細い1本道で、でこぼこしてるのでレンタカーの場合は車をこすらないように注意してください。なお、上記のT字路を右折して道なりに行ったところにも、もうひとつ別の灯台がありました。

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シャロットタウンに移動してからは、コンフェデレーションセンターでミュージカル「赤毛のアン」を鑑賞しました。アンファンには必見とのことだったので、わざわざ車を飛ばしてシャーロットタウンに向かいましたが、小説でも映画でもひたすら泣き続けた私ですが、これだけは泣けませんでした。(見なかったらそれはそれで後悔すると思いますが…。)シャーロットタウンで夏のみ開催されるミュージカルで、すでに40年以上も上演されているそうですが、昨年から始まった「Canada Rocks!!」が好評だったようで、今年は火水土の週3日の公演となったそうです。ミュージカルは毎年6/20頃から9月いっぱい上演されているようですが、昼の公演は6月末から9月上旬だけのようなので、行かれる際はHPで日程をチェックしてみてください。

カナダ旅行記 Vol.3_c0061496_11481963.jpgミュージカル終了後は再びキャベンディッシュまで戻り、すでに営業の終わったGreen Gablesに車を止めて、恋人の小径を散策しました。日中は観光客で賑わうGreen Gablesですが、さすがに夕方だったため人影も少なく、かえって静か過ぎて怖いくらいでした。前日のツアーでは自由時間が短く、お化けの森だけしか歩けなかったので、この日は念願の恋人の小径散策となりましたが、お化けの森が葉っぱのない木で覆われていたのに対し、恋人の小径は緑がいっぱいでところどころに川も流れていて、散策するには断然こちらの方が楽しかったです。

散策終了後は一旦ホテルに戻って休憩し、再び国立公園へと車で向かいました。何かの本でプリンスエドワード島の夕日は格別美しいとあったのでしばらく眺めていましたが、確かに夕日に染まる赤い岩盤が印象的でした。この日は海沿いの道を走り、前日ツアーで訪れたNorth Rusticoでロブスターをいただきました♪

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# by ny-cafe | 2006-09-12 08:34 | Travel☆Travel