m's New York cafe
nycafe.exblog.jp
ブログトップ | ログイン
ホットドッグ早食い選手権
すっかり遅くなりましたが、独立記念日にコニーアイランドで行われた「ホットドッグ早食い選手権」についてアップしようと思います。日本では賛否両論のある「早食い」「大食い」ですが、このコンテスト、今年で90回目を迎えるというから驚きです。ルールはいたって簡単で、20名のフードファイターが一斉ににホットドッグを食べ始め、12分間でどれだけたくさん食べられるかを競います。HPを色々調べていたら「4人のヨーロッパ移民のうち誰が一番愛国心があるかを12分間で食べたホットドッグの量で決めたのが始まり」という説がありましたが、真相はわかりません。

以前は独立記念日のローカルなイベントだったようですが、小林尊さんの出場とともに人気が高まり、現在はESPNというスポーツ専用チャンネルで生中継が組まれるほどになったようです。この日もわずか12分の競技にもかかわらず1時間の生番組が組まれ、何台ものTVカメラがセットされていました。

下の写真は競技直前(?)のフードファイターたちです。写真左、中央の黄色いバンダナをしているのが日本でもおなじみ小林尊さん(ファイターはおそろいのTシャツを着ますが彼だけ袖を切っていました)、その奥の細身の女性が目下最大のライバル、世界ランキング2位でさまざまな早食いコンテストを制覇している韓国系アメリカ人のSonyaさんです。 ホットドッグ早食い選手権_c0061496_8564964.jpgホットドッグ早食い選手権_c0061496_8571255.jpg


こちらは競技中のファイターたち。
ホットドッグ早食い選手権_c0061496_953328.jpg



結果は下の通りです。前年の53個半という記録を破ることは出来ませんでしたが、49個のホットドッグを平らげ、小林尊さんが5連覇を達成、トロフィーとマスタード色のチャンピオンベルトを手中にしました。
ホットドッグ早食い選手権_c0061496_8581066.jpg


競技後は長らくTVカメラや取材陣に囲まれていましたが、「胃袋見せて??」という声にも快くこたえているようでした。私の位置からは見えませんでしたが、赤ちゃんのお腹のようにパンパンに膨れていたそうです。インタビューが終わった後はサインや記念撮影など、30分以上もファンサービスしていました。脱帽です。

ホットドッグ早食い選手権_c0061496_859884.jpgホットドッグ早食い選手権_c0061496_8593618.jpgちなみに前半は苦戦したという小林さんですが、後半は「The Three Way」というホットドッグ3個を一気に飲み込む新技で一気に優勝を決めたそうです。ホットドッグ3個って…。


下の写真は左から2位のSonya Thomas (37個・アメリカ記録)、3位Joey Chestnut (32個)、4位タイの小国敬史(29個)です。小国さんは怪我をしていて、左手が使えませんでした。来年に期待です!
ホットドッグ早食い選手権_c0061496_8584075.jpgホットドッグ早食い選手権_c0061496_8585753.jpgホットドッグ早食い選手権_c0061496_974082.jpg


こちらはすっかりお祭りモードのおまわりさん(笑)。
ホットドッグ早食い選手権_c0061496_8594795.jpgホットドッグ早食い選手権_c0061496_9183636.jpg



ホットドッグ早食い選手権_c0061496_8584382.jpgちなみにこの大会を運営しているNathan’s、2003年に原宿に1号店をオープンし、着々と店舗を増やしています。歴史のページを開くとアル・カポネやルーズベルト大統領、ジュリアーニ元市長の名前も出てきます。ちなみに2000年にはヤンキースのオフィシャルホットドッグになり、翌年には上院議事堂のメニューに加わったそうです。

なおフードファイトについてはInternational Federation of Competitive Eatingという組織があり、世界ランキングも掲載されています。
by ny-cafe | 2005-07-09 03:35 | Let's go Manhattan