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Newport旅行記 Vol.1
Newport旅行記 Vol.1_c0061496_2326222.jpg23日から1泊で、Rhode Island州のNewportへ出かけてきました。日本にいたときから行ってみたかったNewportのクリスマス、今回はお天気にも恵まれ、楽しい旅行になりました。早速旅行記をアップします。

12月23日
05:15 出発
06:40 Orient Point到着
07:30 フェリーにてNew Londonへ
08:50 New London到着
10:20 Newport到着
11:00 The Brakers見学
12:30 昼食・散策
14:00 Beachwood Mansion見学
15:00 ホテルチェックイン
19:00 夕食・散策


Newport旅行記 Vol.1_c0061496_20504037.jpg 朝一番のフェリーに乗るため4:30起床。大急ぎでおにぎりをつくり、ロングアイランドの東端、Orient Pointまで向かいました。フェリー乗り場に到着したのはまだ陽も上らない6:40頃でしたが、すでに何台も車が止っていました。ここからコネチカットット州New Londonまでフェリーで渡り、さらに東へ1時間ほど車を走らせれば、ロードアイランド州Newportに到着です。


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▲写真は1枚目がフェリー乗場の光景、2~3枚目が船上からの眺め、4枚目はNew Londonの光景。

今回私たちが訪れたRoade Islandは独立13州の1つで、正式名称は全米で最も長く、「State of Rhode Island and Providence Plantations」というそうです。面積は全米50州の中で最も小さく(東京都とほぼ同じくらい)、Little Rhody(リトル・ローディー)の愛称を持ちますが、一般的にはOcean Stateの名で親しまれているようです。実際に地図で見てみると、東西北の3方はコネチカット州とマサチューセッツ州に囲まれていますが、南はRhodo Island Soundに面し、特に州の東側の大部分は、Narraganset湾が奥深くまで切り込んでいて、海の景色を楽しむことができる州だということがよくわかります。ヨットレースの都としても知られ、アメリカズカップも開催されたことがあるそうです。

今回私たちがここを訪れたきっかけは、All About Japanの「ニューポートのクリスマス」という記事を読んだからです。19世紀後半のGilded Age(金箔で塗られた時代)に、大富豪の夏の保養所、社交場として栄えたこの町は「America’s Firet Resort」とも呼ばれ、大富豪たちが建てた豪華なサマーハウス(マンション)や、大きなお屋敷が建ち並んでいます。現在は一部のマンションが一般に公開されていますが、中でもクリスマスのこの時期は、毎年何軒かが豪華な飾り付けを施すそうです。

今回はあまり情報がなかったので、NEWPORT MANSHIONS(ニューポート郡保存協会)のWinter PassportでThe Breakers、The Elms、Marble Houseを見学することにして、あとは行き当たりばったりで旅行することにしました。

初日のこの日は最初にThe Breakersへ向かい、ランチの後にAstors Beachwood Mansionへと向かいました。



◆The Breakers
ニューポートのサマーハウスの中でも最も豪華なもので、汽船と鉄道で財をなしたバンダービルト提督の孫、ニューヨーク・セントラル鉄道の会長兼社長であった、コーネリウス・バンダービルトⅡ世により建てられました。当初は木造の建物を1855年に購入したようですが、1892年に火災で焼失してしまったため、現在の建物は建築家リチャード・モリス・ハントの設計でイタリアルネッサンス風に建てられたものだそうです。70室からなる豪華な宮殿風のマンションは、映画「華麗なるギャッツビー」の舞台として撮影に使われたそうですが、コーネリウス・バンダービルトⅡ世がこのマンションで夏を過ごしたのはわずか4回だけだったそうです。

バンダービルト夫妻には7人の子供がいたそうですが、4番目のガートルードは彫刻家としても有名で、彼女の部屋には作品のモデルがたくさん置かれていました。1896年にはハリー・ペイン・ホイットニーと結婚しましたが、その後1930年代に米国の芸術を促進するために、ニューヨークのホイットニー美術館を設立したそうです。

ちなみに末娘のグラディスは、ハンガリーの最古の貴族のひとつであるセーチニ伯爵と結婚したそうです。彼女は1934年に母が亡くなるとこの家を相続し、1948年にThe Breakersを一般公開しました。翌年には年間1ドルでマンションを保存協会に賃貸し、その維持にために資金調達を行うなど、ニューポートのマンション保存に大きな貢献をしたそうです。

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Newport旅行記 Vol.1_c0061496_2326312.jpgポインセチアのツリーが飾られた入り口正面のグレートホールは、16世紀のジェノバの宮殿の中庭をイメージしたそうで、金メッキの施された天井には、バンダービルト家のシンボルであるドングリとオークの葉をを刻み込んだ大メダルがあります。

夏の夜はツリーの後ろにあるドアを開けて海風を入れ、ここで華やかなパーティが開かれたのでしょうね…。



◆Astors Beachwood Mansion
NEWPORT MANSHIONS(ニューポート郡保存協会)には所属しておらず、見学方法もほかのマンションのようにツアー形式でなく、館内を自由に見学することができました。部屋ごとに当時の衣装に身を包んだスタッフが待機しているので、華やかな時代にタイムスリップした感が一層強かったです。最後は見学者全員が大きなホールに集合し、スタッフと一緒にクリスマスソングを歌ったり、みんなでダンスをしたり!建物自体は今回見学した中では一番質素でしたが、クリスマスならではのイベントを楽しむことができました。ちなみに最後の写真がイベントの様子です。マンションの詳細はHPでどうぞ。

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by ny-cafe | 2005-12-27 12:22 | Travel☆Travel