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Subway Series 第2戦
土曜日はシェイ・スタジアムで、Subway Seriesを観戦してきました!渡米以来、一度は観戦したいと思っていたこのカード、今年は5月の3連戦は旦那の出張が入っていたし、6月末からの3連戦は引越直後で予定が立たないと思ってあきらめていましたが、妹が遊びに来てくれたので見に行くことができました。

って、本当はSubway Seriesがあることもすっかり忘れて、直前の木曜日の昼にヤンキースタジアムでテキサス戦を観戦するつもりでいましたが、松井秀喜が骨折してしまったためにふたりしてテンションが下がり、当日球場でチケットを買うつもりでいたのが功を奏しました。

実際にはテキサス戦のチケット状況はこまめにチェックしていましたが、水曜日の昼にYankeesのサイトをのぞいたついでにスケジュールを見ていたら、同じ週にSubwey Seriesがあることを発見!そのままMetsのサイトを開いたところ、ふた月前にはセット販売のチケットしかなかったSubway Seriesのチケットが、運よく手配できたというわけです。

Subway Series 第2戦_c0061496_6355621.jpg妹は松井秀喜が出場しないことで、当日までそれほどテンションが上がらない様子でしたが、私は思いがけず好カードが入手できて大喜びです!

当日は今まで私の運転では出かけたことのなかったPort Washingtonまで張り切って出かけ、そこからLIRR(Long Island Rail Road)に乗り換えてスタジアムへ向かいましたが、シェイスタジアムまでの30分ほどの電車の旅の途中、ユニフォームを来た人たちを何組も見かけさらにテンションが上がりました。


Subway Series 第2戦_c0061496_6562288.jpg球場に着いたときはあまりに嬉しくて叫びそうでしたが、必死でおさえてウォーミングアップ中の選手を見に、グランドに一番近い内野席まで行きました。

残念ながら松井稼頭央はちょうど控え室に戻ったあとのようで、間近で見ることはできませんでしたが、スコアボードには「25 2番セカンド」とあり、松井稼頭央がスタメン出場することがわかっていっそうテンションが上がりました♪


そして1時20分、待ちに待った試合開始となりましたが、やっぱりSubway Seriesは独特でしたね~。何せ試合開始前から、ブーイングの嵐です(笑)。試合前の選手紹介のときなんて、トーリ監督もジーターも、ジアンビーもAロッドも、みんなMetsファンからブーイングされてましたもんね…。もちろんMetsの選手紹介のときも同じようにブーイングでしたけど…。(ごひいきの選手にはちゃんと大歓声を送ってる。)

試合開始直後も、Yankeesのバッターがストライクを取られればMetsファンから拍手や声援が送られ、ボールになればため息といった感じ・・・。逆にYankeesファンは、ストライクを取られればため息、ボールなら大拍手という具合で、「これって初回だよね…」とか「9回までこのテンションでいくのか??」と心配してしまうほど、どちらのファンもテンションが高かったです。

この日はシェイ・スタジアムということもあり、4:6か3:7くらいの割合でMetsファンの方が多かったように思いますが、幸い左隣と後ろがYankeesファンだったので、私もYankeesの応援をしてきました。ただしいつもはYankeesファン一色の中で観戦するので、ついつい前のMetsファンのおじさん(Metsのストライプのユニフォームを着ていた!紛らわしい!!!!)が拍手するのにつられて、時々Metsの応援をしてしまいましたが、Metsファン3人と来ている高校生らしい男の子が「Let's Go Yankees」と一生懸命叫ぶので、私も負けずに「パンパンパパパン」と一生懸命手拍子してきました(笑)。

試合自体はヤ軍先発のムシーナが初回にいきなり2点を奪われ、そのまま7回までふんばるも4失点。一方Metsは今季無傷の5連勝と絶好調のマルティネスが、ヤ軍のバッターを押さえ7回まで無失点。嫌な流れのまま、一方的に押される試合展開で9回を迎えましたが、前日ヤ軍のクリーンナップを見事に押さえたMetsの守護神ワグナーが登場すると、一気に反撃ムードとなり、ヤ軍は2本のヒットと四球で1点を返します。そしてワグナーがガタガタと崩れてる隙に、1死満塁から押し出しと死球で2点を追加し、さらに代わったフェリシアーノから1点をもぎ取り、延長戦へともつれ込んだのでした。

Subway Series 第2戦_c0061496_6403184.jpg10回にはこの日初となる松井稼頭央のレフト前ヒットも出て、私も妹も「稼頭央のいヒットが見れた!」と大喜びしましたが残塁に終わり、迎えた延長11回、ヤ軍は先頭のカイロが四球で出塁すると、そのまま2盗塁を決めて2死三塁とし、途中出場のフィリップスがセンター前ヒットで1点をもぎとり、最後は守護神リベラがメッツ打線を3者三振できっちり仕留め、5-4でYankeesが逆転勝利を飾りました。

左はものすごく小さいですが、3塁ベース上の松井(稼)です。


なかなかヤ軍のエンジンがかからずやきもきした1戦でしたが、最後は周囲のMetsファンの目も気にせず、雄たけびを上げてきました(笑)。そんなわけで、松井秀喜がいないのは残念でたまりませんでしたが、Subway Series、堪能してきました!

冷たい風の拭く中、最上段の陽の当たらない屋根付き席で観戦したため、私はこのあと39度の高熱で1日半寝込みましたが、年に6試合だけというSubway Series、観戦することができて大満足です!今年は無理でしょうが、いつかヤンキースタジアムでSubway Seriesを観戦したいものです。


Subway Series 第2戦_c0061496_6354792.jpg左は試合開始前のセレモニーです。上空からパラシュートで4人降りてきましたが、強風のためか、ひとりは球場外に落下…。3塁の一番はしに座ってる人たちはしばらく不時着したパラシュートを眺めてました。怪我はなかったのでしょうか…。

下の2枚はSubway Seriesならではのショット(?)。友達だけどごひいきチームは別!とか、ラブラブだけどごひいきチームは別というカップルも少なくなかったです。

Subway Series 第2戦_c0061496_6345610.jpgSubway Series 第2戦_c0061496_6464123.jpg


追記:もともとブルックリンにあったドジャースのデイゲームを観戦し、地下鉄でヤンキースタジアムへ移動しナイターを観るという具合に、地下鉄で移動して1日に両リーグの試合を観るとことからSubway Seriesという名前が付けられたそうですが、戦後ドジャースがLAに移動し、1962年にNYメッツが誕生、1998年からインターリーグ戦が導入されたことから、現在はこのMets対Yankeesの対戦を、Subway Seriesと呼ぶようです。
by ny-cafe | 2006-05-22 13:16 | Let's go Manhattan